映画の歴史を振り返っても、1895年のリュミエール兄弟の作品以来、
誰かが影響を受け、誰かが継承し、時代の文脈に合わせて形を変えながら、
新しい表現が生まれてきた。
どんなに斬新に見える映画も、完全なゼロから生まれたわけではない。
「影響」「文脈」「継承」の連鎖の中で進化してきたものだ。
そして映画の表現や哲学は、無意識のうちに次世代に埋め込まれ、
DNAのように受け継がれていく。
いま私たちが自然に観ている映像世界は、そのDNAの結晶なのだと思う。
発想も同じだ。
足し算のように組み合わせ、引き算のように削り、
掛け算のように異質を掛け合わせ、割り算のように分解する。
その演算の積み重ねが、ある瞬間、答えとして現れる。
それが「ひらめき」と呼ばれているにすぎない。
つまり発想とは、奇跡ではなく、必然の算数の結果なのだ。
試しに世界のビジネス成功事例を分析してみたら、87通りの演算式に分類できた。
だから、人生もビジネスも、難しく考えずに算数だと思えばいい。
最初は軽い気持ちで、いろいろ試してみたらいいと思う。
この文章も、なんとなくそれっぽいことを書いてみようという軽い気持ちで書いた。
でも、やってみたら文章ができた。
やらなきゃ、文章はできない。
結局、発想も人生も、そのシンプルなことの積み重ね、やらなきゃ何も残らない。
オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.
角本康司
