■ 今年、特に強く実感したこと
① 正しさより、品格が未来をつくる
海外でも国内でも、さまざまな場面で実感しました。
声が大きい人ではなく、静かに芯を持って立つ人が、最後に信頼を得るということを。
怒りや正論は、一瞬だけ場を支配できますが、未来を動かすのは、誠実さと品格だと思います。
「この人となら、この会社となら、貢献したい・協力したい・努力したい」
そう思えるかどうかは、能力よりも品格の有無に左右されると強く感じます。
逆に誠実さや品格が欠けている場合、辞める・離れる・停止する。 そうした意思決定のほうが未来を明るくすることも多い。
それが今年の大きな学びでした。
② 経営は、孤独を恐れず仮説で進むこと
企業が変化し続ける以上、完璧な答えはどこにもありません。
だからこそ、判断の多くは霧の中のような、確実な答えがない中で決めることになる。
迷い続ける時間は、人生と組織のコストです。
だから、未来確率の高い方に静かに賭ける。その方が健全で夢があると感じています。
③ 人間関係は、実体ではなく解釈で動く
人は、相手の言葉をそのまま受け取っているようで、実際には期待や不安で勝手に補正している ことが多い。
だから相手を変えるよりも、まず自分の解釈を疑い、相手の背景にある文脈を丁寧に拾いにいくこと。
そして、そのうえで 事実に基づいて関係を再構築することが、組織を健全に動かす近道 だと実感しました。
④ 挑戦の数が、未来の景色を決める
海外拠点、技術開発、新事業、やらないと決めたこと(廃棄する仕事)など、今年は挑戦の密度が高い一年でした。
挑戦すれば、当然、間違いや失敗も増えます。
しかし、挑戦しなければ景色は変わりません。
次の景色を見るためには、挑戦と失敗を繰り返すしかありません。
みんなの努力のおかげで、私には良い未来の景色が見え始めています。
■ 1年を通じて見えたもの
今年を総括するなら、挑戦と情熱の間にあったのは、未熟さと伸びしろだった。
未熟さは責めるものではありません。
そこには伸びしろがあり、新しい挑戦が生まれ、組織も個人もそこで強くなっていく。
重なる挑戦の中で、私たちは確実に前へ進んだ一年でした。
■ そして、これから
経営は、いつも未完成です。
世の中が動いている以上、完成することはないし、完璧はありません。
だからこそ、面白い。
と言ったら誤解があるかもしれませんが、面白くなければやれないのも経営だと思います。
来年もまた、静かに心の火を絶やさず、ユーモアを忘れず、挑戦を続けていきます。
誤解や期待に振り回されず、品格と仮説思考を持ちながら、夢がある未来の確率の高い方向へ歩みを進めていきます。
◆最後に、このブログを読んでくださる皆さまへ
思考も、挑戦も、情熱も、やっぱり本当の温度はリアルで会わないと伝わりません。
来年は、もっと皆さまと直接語り合える一年にしたいと思っています。
岡山の現場で、会議室で、展示会で、居酒屋で……どこでも構いません。
呼ばれたら、世界どこでも飛んで行きます!
ぜひリアルでお会いしましょう。
今年一年、ありがとうございました。
オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.
角本康司
