【ロマン三部作・第二部】ロマンの機能—前へ進むための推進エンジンとしての本能

公開日:

■「男のロマンって、なんやねん。」

第一部では、ロマンが人類が進化の過程で獲得した前進プログラムの名残りであることを書いた。

そして第二部では、もう一歩踏み込む。

ロマンはどのように働き、なぜ人生と組織を前へ押し出す力になっているのか。

その答えを解く鍵が、第一部で触れた 本能人の変 にある。

(勝手にゴロが良いので付けただけで、そんな言葉はないぞというお叱りは受けません)

■ 本能は、ただ残っているだけではない

それは推進機能として働いている。

 

進化の過程で、人類は、前へ進めた個体が生き延びるという構造の中で育った。

この選択圧は、脳に次のような性質を残した。

 ・前へ進むと快感が出る

 ・危険を乗り越えると報酬が出る

 ・困難に挑むと覚醒する

 ・仲間と協力すると幸福感が出る

一つひとつは感情のように見えるが、本質は違う。

これはすべて、前へ進めと身体に命じるための機能である。

私はこの仕組みを、ロマン=推進エンジンと呼びたい。

勘違いしないで欲しいのは、学術的な話を全く知らず、勝手に私が呼びたいだけだ。

■ ミッション(存在理由)

ビジョン(目的地)ロマン(推進力)

組織でも人生でも、動くためには「理由・方向・力」の三つが欠かせない。

 ・ミッション:なぜ存在するのか(存在理由)

 ・ビジョン:どこへ向かうのか(未来像)

 ・ロマン:なぜ進めるのか(前へ押し出す力)

ロマンがなければ、ミッションは文章のまま終わり、

ビジョンは絵のまま動かない。

動力を失った会社は停まり、動力を失った人は迷う。

逆にロマンが強いと、ミッションもビジョンも急に意味を持ち始める。
前へ進む力が流れ込むからだ。

あれっ、会社でミッションビジョンはあるけど、ロマンって語るだけになっていたかもしれない。。。

■ なぜロマンが推進エンジンになりうるのか?

理由はシンプル。

ロマンの正体が生存本能の転用だから。

例えば、

 ・未知(ドーパミン:探索)

 ・危険(アドレナリン:覚醒)

 ・協力(オキシトシン:結束)

 ・達成(セロトニン:安定)

これらはすべて、生存のために最適化された脳の反応。

つまりロマンとは、元々は命を守るために進化した回路が、

現代では未来に進むためのエンジンに転用された姿なのだ。

だからロマンが強い人は動きが速く、

ロマンが弱い人は行動が遅くなる。

これは気合や性格の問題ではなく、脳のエネルギー回路の違いらしい。

■ ロマンが弱ると、人は止まる。 ロマンが強まると、人は走り出す。

私は経営でも人生でも、「ロマンの強さ」と「前進の速度」は比例していると感じた。

ロマンが弱ると、

 ・決められない

 ・動けない

 ・迷いが増える

 ・言い訳が増える

 ・他責に寄る

ロマンが強いと、

 ・すぐ動く

 ・すぐ決める

 ・自分ごと化する

 ・他者を巻き込む

 ・足が前へ出る

同じミッション、同じビジョンでも、ロマンの火力で全く違う結果が出るのではないだろうか。

■ 現代に必要なのは、本能人の変というアップデート

歴史には本能寺の変があった。だが今私たちが向き合うべきは、

自分の本能を理解し、前へ進む力として使いこなす変化だ。

これが、私の言う 本能人の変

ロマンとは抑えるものではなく、進化した形で使いこなすべき推進機能。

この視点を得た時、人生の動き方が変わる。

会社の動き方も変わる。

■ 今日の問い(第二部の問い)

あなたを前へ押し出すロマンのエンジンは、いまどんな音を立てていますか?

・静かにくすぶっているのか
・まだ目覚めていないのか
・すでに回転し始めているのか
・限界まで回すべき時期に来ているのか

その音を聞き取れるかどうかが、人生の推進力を決める鍵だと思います。

 

オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.

角本康司

CONTACT お問い合わせ

岡山 / Okayama

0867-42-3690

東京 / Tokyo

03-6810-4830

お問い合わせはこちら