第38話:遺言

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ドイツの展示会に来て、日本を離れ、ふと考えてみた。
ここに集まっているのは、様々な国からやって来た人たちだ。

世界は、いろんな国の人たちが、今日を生きるために本気で働いている場所だ。

美味しい料理をつくり、家族を守り、自分の人生に誠実に向き合っている。

 

そこに国境なんて、存在しない。政治と個人の生活は、まったく別の世界だ。

国を批判したところで、そこで暮らす人には、何ひとつ罪はない。

 

人間は国の代表ではない。ひとりの人生の代表だと思う。

 

そんな気持ちになったので、私の子孫へ遺言を記しておきます。

 

子孫へ

・正しさを振りかざして殴り合うな。

 静かに、誠実に、品を持って立て。

 

・SNSやマスコミの雑音に心を明け渡すな。

 他国を責めて心を満たすなんて、安い満足だ。

 その時間で自分の日常を磨け。

 

・人を下げてまで、自分を上げるな。

 そんな強さに未来はない。

 

・勝ち負けの枠の中だけで戦うな。

 一歩外に立てる人間が、最後は勝つ。

 

・弱い人に優しくあれ。

 優しさは、誇り。

 

・見返りを求めるな。

 損得でしか動けない人生は、浅い。

 

・言葉と行動を近くしろ。

 嘘のない背中は、最後に必ず味方を作る。

 

人は、肩書きや 資産で飾ることはできるでしょう。

しかし、人生を本当に豊かにするのは、自分の品格を磨き続けることだと思う。

 

私が子孫へ残すのは、この言葉だけで十分で、それ以上は、もう私の戯言を聞かなくていいと思う。

この言葉に行きつくまでに時間がかかったが、ようやく納得のいく形になった。

なぜかドイツで完成し、めちゃくちゃ健康だし、まだまだ生きる予定ですが、早めにできたし、早めに伝えた方が良いと思いました。

亡くなる間際で伝えられても、困るでしょ? もっと早く言ってよって、なると思うのよ。

 

さて、会社のホームページに遺言を書くのは不思議に思う方もいるでしょう。

だけど、私が思うのは、じゃあ、 あなたは、どんな言葉・想いを未来へ遺したいですか?

 

その言葉や想い、本当はあなたが やりたい生き方ではないでしょうか。

どうか 早めに自分に素直に生きて欲しいと思います。

 

オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.

角本康司

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