第115話:AI音楽論争Forever

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最近、AI音楽を巡る議論があった。
AIが作った曲は音楽じゃない。
いや、感動するなら、それも音楽だ。

意見は真っ二つだ。

私は、この論争そのものがとても面白いと思った。

 

私も、AIが出てくるまでは、音楽とは何かを真剣に考える機会は、それほど多くなかった。

ところがAIが登場した途端、世界中で同じ問いが始まった気がする。

 

音楽とは、技術なのか。才能なのか。感情なのか。

それとも、人生そのものなのか。

 

AIは、膨大な楽曲を学び、短時間で新しい曲を作る。

そのうち、人間より売れる曲も増えていくのだろう。

 

では、人間は何を歌えばいいのだろう。聞けば良いのだろう。

 

私は、そこが一番面白い問いだと思う。

人間は、上手さでAIに勝とうとする必要はないのかもしれない。

 

完璧な音程。

完璧なリズム。

完璧な作曲。

そこはAIが得意になる世界だ。

 

でも、人生はコピーできない。

失敗したこと。

恋をしたこと。

大切な人を失ったこと。

夢を諦めたこと。

もう一度立ち上がったこと。

そんな人生は、その人にしか歌えない。

 

だから、AI音楽が広がれば広がるほど、人間の歌には、別の価値が生まれる気がする。

 

歌は、誰かに聴かせるためだけのものではないのかもしれない。

自分のために歌う。

嬉しい日も。

悲しい日も。

一人で口ずさむだけでもいい。

上手い、下手は関係ない。

 

自分の人生を、自分の声で歌うことに意味があるんじゃないだろうか。

 

そう考えると、AI音楽論争は、AIが人間を超えるかという話ではない。

 

人間は、何を表現したいのか、そんな問いを、私たちに投げかけているのだと思う。

 

そして、こういう問いには、おそらく答えはない。

だから論争は終わらない。

いや、終わらない方がいいのかもしれない。

 

答えがないから、人は考え続ける。

考え続けるから、音楽も、人間も、進化していく。

だから、このAI音楽論争は、きっと Forever なのだ。

 

そして、私は、答えがない問いは、誰かが真剣になりすぎるので、今後議論はやめておこうと思った。

 

オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.

角本康司

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