第78話:道具にできること、できないこと

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ビデオカメラは、形、色、音、動きを記録できる。
でも、感情そのものは記録できない。

それでもビデオカメラで撮影した映画は、人の心を動かす。

感情を伝え、感情を呼び起こす。

 

この差は大きい。

そして、そこにものづくりや仕事の本質がある気がした。

 

道具を持てば伝わるわけではない。

高性能な機材を使えば、人の心に届くわけでもない。

 

大事なのは、

その道具で何ができて、何ができないのかを理解した上で、

何を伝えたいのかを持つことだと思う。

 

これは仕事でも同じだ。

 

IT、DX、AI。

便利な言葉ほど、いつの間にか目的と手段が入れ替わる。

 

気づけば、

「何を実現したいのか」よりも、

「何を導入するか」が先に来てしまう。

 

でも、本来考えるべきなのはそこではない。

先にあるべきなのは、

誰のどんな課題を解決したいのか、

何を変えたいのか、

何を届けたいのか、だ。

 

道具を正しく知る。

限界も含めて理解する。

その上で使う。

 

遠回りに見えて、これが一番強い。

 

映画を学びながら、

そんな当たり前で大事なことを改めて教わった。

 

仕事でも、心がけたい。

 

という2023年4月、3年前に自分で書いたメモを見つけた。

良いこと書いてるなと思ったので、転載しました。

 

オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.

角本康司

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