その中で、最近ひとつ強く思うことがあります。
会社の未来は、会議の空気に出る。
もちろん、決算書も重要です。
戦略も重要です。
技術力も大事です。
でも実際には、もっと早く未来を感じ取れる場所があります。
それが、会議室です。
例えば、良い会社の会議にはいくつか共通点があります。
まず、質問が多い。
そして、その質問が本質的です。
● なぜこの設計なのか
● なぜこの公差なのか
● なぜこの工程なのか
といった具合に、物事の本質に踏み込んできます。
そしてもう一つ。若い人が話しています。
役職や年齢に関係なく、議論が行き来している。
その空気は、どこか前向きで、少しだけ緊張感があります。
一方で、未来が少し心配になる会議もあります。
議論が少ない。
質問が少ない。
そして、空気が静かすぎる。
みんなが正しいことを言っているのですが、なぜか前に進んでいる感じがしない。
多くの場合、そこでは「何を言うか」よりも「誰が言うか」が重要になっています。
そうなると、会議は議論の場ではなく、確認の場になります。
そして確認の会議が増えると、会社のスピードは落ちていきます。
逆に言えば、会社を良くしたいなら、会議の空気を変えるのが一番早いのかもしれません。
もっと質問していい。
もっと議論していい。
もっと若い人が話していい。
会議室の空気が変わると、不思議と会社のスピードも変わるのでしょうね。
そしてもう一つ、50歳になって気づいたことがあります。
会議の空気は、コーヒーの味にも出る気がします。
なぜか良い議論をした日のコーヒーは、少しだけ美味しく感じます。
オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.
角本康司
