第85話:50歳で気づいたことシリーズ②
会社の未来は、会議の空気に出る

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50歳になって、いろいろな会社を見てきました。
自分の会社だけでなく、顧客の会社、取引先、パートナー企業。

その中で、最近ひとつ強く思うことがあります。

会社の未来は、会議の空気に出る。

もちろん、決算書も重要です。

戦略も重要です。

技術力も大事です。

 

でも実際には、もっと早く未来を感じ取れる場所があります。

 

それが、会議室です。

 

例えば、良い会社の会議にはいくつか共通点があります。

まず、質問が多い。

そして、その質問が本質的です。

 ● なぜこの設計なのか

 ● なぜこの公差なのか

 ● なぜこの工程なのか

といった具合に、物事の本質に踏み込んできます。

そしてもう一つ。若い人が話しています。

役職や年齢に関係なく、議論が行き来している。

その空気は、どこか前向きで、少しだけ緊張感があります。

一方で、未来が少し心配になる会議もあります。

 

議論が少ない。

質問が少ない。

そして、空気が静かすぎる。

みんなが正しいことを言っているのですが、なぜか前に進んでいる感じがしない。

 

多くの場合、そこでは「何を言うか」よりも「誰が言うか」が重要になっています。

そうなると、会議は議論の場ではなく、確認の場になります。

そして確認の会議が増えると、会社のスピードは落ちていきます。

 

逆に言えば、会社を良くしたいなら、会議の空気を変えるのが一番早いのかもしれません。

もっと質問していい。

もっと議論していい。

もっと若い人が話していい。

会議室の空気が変わると、不思議と会社のスピードも変わるのでしょうね。

 

そしてもう一つ、50歳になって気づいたことがあります。

会議の空気は、コーヒーの味にも出る気がします。

なぜか良い議論をした日のコーヒーは、少しだけ美味しく感じます。

 

オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.

角本康司

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