第86話:元気をもらえたと言われる理由と、関係性で変わる受け取り方

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よく角本さんに会うと元気をもらえたと直接言われたり、そんな話を人づてに聞きます。
ありがたい話です。でも正直、特別なことをしているつもりはありません。
ただ、普通に話しているだけなので、毎度 内心は動揺してしまいます。
私なりに考えた結論はこうです。
元気ではなく、前進スイッチ。
その人が既に準備できている方だったので、たまたま一歩踏み出すきっかけになっただけと思います。

人は、論理より先に空気を受け取ります。

この人は前に進んでいるのか。迷っているのか。止まっているのか。

それが言葉より先に伝わる。

そして、私はいつも未来の話をする→どうすればできるかを考える→決める。

それを普通にやっていると、受取手側で考える状態だったのが、決めるフェーズに移行し、

偶々そのきっかけになったので、元気をもらえたと言われるのだと思います。

 

そして、考えている時は現在や過去を行き来してるので、未来の話をして想像すると心が軽くなる。

「これ、こうしたらいけるんじゃない?」とか、

「将来、車はNYでは自動販売機で販売されるぞ」とか馬鹿な空想話を言ってるので、

この一言で、現実→未来に空気が変わることがある。

元気をもらえたの正体は、きっとこれです。

 

ただ、ここからが本題です。前振り長くてすみません。

この現象、関係性によってまったく違って見えます。これが動揺の原因です。

発信者は同じ角本なのですが、関係性で角本本人が戸惑うぐらい違います。

 

社外:なぜか全部覚えている

社外の人は、驚くほどよく覚えています。

「あの時、ああ言ってましたよね」

「その一言で考え方が変わりました」

正直、こちらが忘れていることまで覚えている。

10年近く前に言ったことも言われたりするので、こちらがビックリします。

(当時の手帳に全部メモしてますので、内容は忘れてません)

 

これはなぜか。

社外はフラットな関係です。

責任もないし、過去の文脈も少ない。

だから言葉が「刺激」「ヒント」「きっかけ」として純粋に入る。

結果、印象に残るのだと思います。純粋、素直っていう状態ですかね。

 

社内:なぜか聞いてないことになる

一方で社内。

「それ前に言いましたよね?」と言うと、

「聞いてないです」と返ってくることがあります。

 

これはもう、あるあるです。

社内は「評価関係がある」 「現実を知りすぎている」 「自分ごとになる」。

だから同じ言葉でも指示や負担として処理されやすい。

 

そして人は、負担がかかる話ほど無意識にスルーする。

結果、聞いていないことになる。

そして、私も逆の立場の時、同様のことがあります。

現実的に考えすぎてしまい、しんどいと思ってしまうんですよね。

(議事録とかみて。。あー、忘れてた、やらなきゃって感じです)

 

家族:そもそもその場にいた?

そして、最も強烈なのが家族です。

「この前こういう話したよね?」と言うと、

「え?その時いた?」と言われることがあります。

もう笑うしかありません。

 

でもこれも理由は明確です。

家族は「評価がない」「役割もない」「距離が一番近い」

だから何が起きるか。

言葉ではなく「存在」で受け取る。

 

つまり、何を言ったかよりも、「ちゃんと帰ってきているか」「元気でいるか」

そちらの方が重要になる。未だに実家に帰ると何回も同じ話をされるのも、裏にはこれがあるのかな。

 

だから、未来の話も、戦略の話も、家族にとっては刺激でも責任でもなく、本人の「安心」に変換されているのだと思います。 

親しい友人の時も、そんな感じです。

 

まとめると、

同じ人間、同じ言葉でも

社外 → 刺激(だから覚えている)

社内 → 責任(だからスルーされることもある)

家族 → 安心(だからそもそも覚えていない)

 

この違いは、能力の問題ではなく関係性の違いです。

これを理解しておくと納得感があります。ですが、私も人間なので、都度困惑が生じますし、このまとめに、50年かかりました。

 

でも、本質は一つ、せっかく生まれてきたからには、前に進めるかどうかです。

社外では心に火をつける。

社内では心を燃やす

家族では帰ってこられる場所(安心)である。

 

この3つが揃って、人は長く前に進めるのだと思います。

そして今日もどこかで、誰かの前進スイッチが入っていたら嬉しいです。

 

オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.

角本康司

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