夢が見えた瞬間、目標はやらないと気持ち悪いものに変わる。
夢があるから、目標ができる。
例えば、実生活に落とし込み、すごくシンプルな話にすると、
「旅行に行きたいな」と思っているだけの時。この状態だと、どこに行くか決まらないし、いつ行くかも決まらない。
結局、なんとなく行かないまま終わることも多い。
でも、「沖縄のあの海を見に行く」「この日に、このホテルに泊まる」と具体的に見えた瞬間、
飛行機を調べて、ホテルを予約して、スケジュールを空ける。自然と動き出す。
そしてこの時、「やるか、やらないか」ではなくなる。
やらないと気持ち悪い。これ映画だと、観客側として見ていて気持ち悪い感じです。
これが本質なんだと思います。
つまり、目標を立てているのではなく、見えた未来に引っ張られているだけ。
この感覚は、仕事もまったく同じだと思いました。
夢やビジョンがぼやけている状態で立てた目標は、とりあえずの数値、とりあえずのKPI、とりあえずの行動になりやすい。
結果、やらされている感覚になり、途中でブレて、続かない。つまり、作業になる感じ。
一方で、「この市場でこういうポジションを取りたい」「この技術でこの顧客に入る」「このスピードでここまで行く」と具体的に見えた瞬間、誰に会うべきか、何を準備すべきか、どこを改善すべきか、全部見えてくる。
そして同じことが起きる。
やらないと気持ち悪い。
ここまで来ると強いです。ただ、自然に動く。
だから、目標は設定するものではなく、発生するものなんだということです。
じゃあ何をやるべきか。
目標を無理に作ることではなく、夢の解像度を上げることだと思います。
ここで、もう一つよく出る問いがあります。それは誰が作るのか問題です。
この場合、「その夢は、誰が作るのか?」
答えはシンプルです。自分で作るしかない。
ただし、一人で作る必要はない。
人は、会話や外の世界との接点の中で、夢の解像度が上がっていく。
だから、夢は自分のものだけど、解像度は他者との関係で上がる。
ここで少し整理しておきたいことがあります。
ミッション、ビジョン、そして夢。
似ているようで、役割が違います。
夢は、どこへ行きたいか。
ビジョンは、どう実現するか。
ミッションは、なぜそれをやるのか。
ミッションがない夢はブレます。夢がないミッションは動きません。
では、オーティスにとっての夢は何か。
ここが一番重要です。
オーティスは、ミッションもビジョンも、すでに明確です。
短めに言うと、卓越したプレス加工技術で価値を出し、期待を超える提案で「ありがとう」をもらう。
この軸はぶれていません。
だからこそ必要なのは、「どこで、どう勝つか」という夢です。
例えば、
1:AIサーバーの熱・ノイズ・絶縁領域で不可欠な存在になる。
2:顧客の自動化工程を成立させる最後のピースを握る無くてはならない存在になる。
3:±0.05mm以下の世界で、困ったら最初にオーティスと言われる。
4:24時間以内に試作提案できる会社になる。
これらはすべて夢です。
共通しているのは、「市場」と「技術」と「状態」が具体的に見えていること。
ここまで見えた瞬間、何をやるべきかは自然に決まります。
どの顧客に入るのか。どの技術を磨くのか。どのスピードでやるのか。
つまり、目標は勝手に発生する。
だから今、私たちがやるべきことは一つです。
目標を無理に作ることではなく、夢を見える状態にすること。
この解像度が揃った瞬間、営業は迷わなくなり、技術はブレなくなり、組織は速くなる。
そして気づいたら、「やらないと気持ち悪い状態」になっている。
それが一番強い。
世の中は、ネガティブな情報や、過剰な広告・情報があふれていますが、
それらを全部無視することが、夢の実現には重要だと思います。
大丈夫、夢が見えた瞬間、人は止まらなくなるから。
オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.
角本康司
