第87話:夢が見えた瞬間、目標は変わる

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目標について考えてきましたが、しっくりこない違和感がありました。
先日、映画(星の旅人たち)を見た後に、考えていたら気づきがありました。
夢がぼやけていると、目標は作業になる。

夢が見えた瞬間、目標はやらないと気持ち悪いものに変わる。

夢があるから、目標ができる。

例えば、実生活に落とし込み、すごくシンプルな話にすると、

「旅行に行きたいな」と思っているだけの時。この状態だと、どこに行くか決まらないし、いつ行くかも決まらない。

結局、なんとなく行かないまま終わることも多い。

でも、「沖縄のあの海を見に行く」「この日に、このホテルに泊まる」と具体的に見えた瞬間、

飛行機を調べて、ホテルを予約して、スケジュールを空ける。自然と動き出す。

そしてこの時、「やるか、やらないか」ではなくなる。

やらないと気持ち悪い。これ映画だと、観客側として見ていて気持ち悪い感じです。

これが本質なんだと思います。

つまり、目標を立てているのではなく、見えた未来に引っ張られているだけ。

 

この感覚は、仕事もまったく同じだと思いました。

夢やビジョンがぼやけている状態で立てた目標は、とりあえずの数値、とりあえずのKPI、とりあえずの行動になりやすい。

結果、やらされている感覚になり、途中でブレて、続かない。つまり、作業になる感じ。

一方で、「この市場でこういうポジションを取りたい」「この技術でこの顧客に入る」「このスピードでここまで行く」と具体的に見えた瞬間、誰に会うべきか、何を準備すべきか、どこを改善すべきか、全部見えてくる。

そして同じことが起きる。

やらないと気持ち悪い。

ここまで来ると強いです。ただ、自然に動く。

だから、目標は設定するものではなく、発生するものなんだということです。

 

じゃあ何をやるべきか。

目標を無理に作ることではなく、夢の解像度を上げることだと思います。

 

ここで、もう一つよく出る問いがあります。それは誰が作るのか問題です。

この場合、「その夢は、誰が作るのか?」

答えはシンプルです。自分で作るしかない。

 

ただし、一人で作る必要はない。

人は、会話や外の世界との接点の中で、夢の解像度が上がっていく。

だから、夢は自分のものだけど、解像度は他者との関係で上がる。

 

ここで少し整理しておきたいことがあります。

ミッション、ビジョン、そして夢。

似ているようで、役割が違います。

夢は、どこへ行きたいか。

ビジョンは、どう実現するか。

ミッションは、なぜそれをやるのか。

ミッションがない夢はブレます。夢がないミッションは動きません。

 

では、オーティスにとっての夢は何か。

ここが一番重要です。

オーティスは、ミッションもビジョンも、すでに明確です。

短めに言うと、卓越したプレス加工技術で価値を出し、期待を超える提案で「ありがとう」をもらう。

この軸はぶれていません。

だからこそ必要なのは、「どこで、どう勝つか」という夢です。

 

例えば、

1:AIサーバーの熱・ノイズ・絶縁領域で不可欠な存在になる。

2:顧客の自動化工程を成立させる最後のピースを握る無くてはならない存在になる。

3:±0.05mm以下の世界で、困ったら最初にオーティスと言われる。

4:24時間以内に試作提案できる会社になる。

これらはすべて夢です。

 

共通しているのは、「市場」と「技術」と「状態」が具体的に見えていること

ここまで見えた瞬間、何をやるべきかは自然に決まります。

どの顧客に入るのか。どの技術を磨くのか。どのスピードでやるのか。

つまり、目標は勝手に発生する。

だから今、私たちがやるべきことは一つです。

目標を無理に作ることではなく、夢を見える状態にすること。

この解像度が揃った瞬間、営業は迷わなくなり、技術はブレなくなり、組織は速くなる。

そして気づいたら、「やらないと気持ち悪い状態」になっている。

それが一番強い。

 

世の中は、ネガティブな情報や、過剰な広告・情報があふれていますが、

それらを全部無視することが、夢の実現には重要だと思います。

 

大丈夫、夢が見えた瞬間、人は止まらなくなるから。

 

オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.

角本康司

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