時々、そんなことを言われます。
確かに、その通りかもしれません。
でも、それは最初から極端な判断をしているわけではありません。
むしろ逆です。
判断する前は、とことん考えます。
現場の話を聞き、数字を見て、相手の立場も考える。
代替案がないか、本当に他の道はないのか。
できる限り考え抜きます。
だから、意思決定に時間がかかることもあります。
しかし、一度決めたら中途半端にはしません。
やるなら100。
やらないなら0。
経営をしていると、「もう少し様子を見ましょう」という場面は数え切れないほどあります。
もちろん、それが正しいこともあります。
でも、その「もう少し」が半年、一年、三年と続くことがあります。
誰も決断しない。
課題も解決しない。
それでも時間だけは過ぎていく。
私は、この状態が一番会社の力を奪うと思っています。
会社には、人も、お金も、時間も限りがあります。
だからこそ、すべてを追いかけることはできません。
本当に必要なことに集中するためには、何をやるか以上に、何をやらないかを決めることが重要です。
もちろん、新しい情報が入れば判断を変えることもあります。
100だったものを0にすることもある。
0だったものが100になることもある。
それは迷いではありません。
より良い判断へ更新しただけです。
私が避けたいのは、0でも100でもない状態です。
続ける覚悟もない。
やめる覚悟もない。
そんな50を抱え続けることが、一番大きなコストになる。
経営とは、何を増やすかを考える仕事ではなく、何を残し、何を手放すかを決める仕事なのかもしれません。
ドラッカーは、
「そもそも、やるべきでないことを、いくら効率よくやっても意味はない。」という趣旨の言葉を残しています。
私も、この考え方に深く共感しています。
ただ、一つだけ付け加えるなら、私にはもう一つ大切にしていることがあります。
それは、パッションは50にはならない。
考えている途中は50でもいい。
悩むこともある。
迷うこともある。
でも、一度やると決めたなら、情熱は100でありたい。
100の情熱は、人を動かします。
100の情熱は、お客様にも伝わります。
100の情熱は、新しい未来をつくります。
逆に、50の情熱は、誰の心も動かしません。
だから私は、100の情熱を注げないものは、やらないという判断も大切にしています。
限られた時間、限られた人生だからこそ、本当に価値があると思えることに100で向き合いたい。
それが、私の経営であり、私の生き方です。
追伸
100で生きるということは、ときに周りを振り回すことでもあります。
もし、この性格で迷惑をかけたことがある皆さん。
その節は、本当にすみません。
でも、たぶん私は、これからも変わりません。
変わらない自信もあります。
オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.
角本康司
