完全にドラえもんである。
私はそういう世代なのだろう。
でも、 私はこれまでの人生で、土管が置いてある空き地を見たことがない。
もちろん、遊んだこともない。
なのに、私の頭の中では、
空き地 = 土管 になっている。
つまりこれは、私の記憶ではない。
誰かが作ったものを何度も見て、いつの間にか自分の中の普通になっている。
考えてみれば、こういうものは他にもたくさんあるのかもしれない。
自分の常識。
自分の価値観。
自分らしいと思っている考え。
本当に、自分で見て、経験して、考えたものなのだろうか。
AIは学習したデータに影響されるという。
それを聞いて、人間はAIの偏りを心配している。
でも、その心配をしている私の頭の中の空き地には、今日も、見たことのない土管が置いてある。
オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.
角本康司
