第135話:このイメージはどこからきたのか

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空き地を思い浮かべてください。

そう言われると、私は土管がある空き地を思い浮かべる。

しかも、なぜか土管は一本ではない。
何本か積んである。
正確には、3本だ。

完全にドラえもんである。

 

私はそういう世代なのだろう。

 

でも、 私はこれまでの人生で、土管が置いてある空き地を見たことがない。

もちろん、遊んだこともない。

 

なのに、私の頭の中では、

空き地 = 土管 になっている。

 

つまりこれは、私の記憶ではない。

 

誰かが作ったものを何度も見て、いつの間にか自分の中の普通になっている。

 

考えてみれば、こういうものは他にもたくさんあるのかもしれない。

 

自分の常識。

自分の価値観。

自分らしいと思っている考え。

 

本当に、自分で見て、経験して、考えたものなのだろうか。

 

AIは学習したデータに影響されるという。

 

それを聞いて、人間はAIの偏りを心配している。

 

でも、その心配をしている私の頭の中の空き地には、今日も、見たことのない土管が置いてある。

 

オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.

角本康司

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