数字だけ見ると、AIに任せた方が事故は半分になる。
よって、普通に考えれば、AIに任せた方がいい。
でも、人間はなかなか任せない。
AIに任せて事故が起きると、なぜAIに任せたんだと言われるからだ。
しかし、人間に任せて事故が起きると、仕方なかったで終わることがある。
いやいや、待って。
0.4%と0.2%なら、0.2%の方がいいに決まっている。
結局、人間は事故率より、自分が責められるかを見ているのだと思う。
だからAIは、人間より少し優秀なくらいでは足りない。
かなり優秀にならないと、人間は任せない。
たぶん社会が変わるのは、
AIに任せるのが怖い → AIに任せない方が危ない に変わった時だと思う。
自動運転も、医療も、品質検査も、経営判断も同じ。
AIの性能が問題なのではない。
最後に残るのは、人間が、数字で自分の判断を手放せるかどうか。
そこが一番難しいのだろう。
早々に割り切ってAIに任せる人と、なかなか割り切れず、自分で握り続ける人。
同じ日に、よーいドンでスタートしたら、10年後、どちらが発展しているだろう。
頭の中にはもう答えが浮かんでいるだろう。
そしてこれ、AIだけの話ではないと思う。
部下にも同じ。
子供にも同じ。
失敗させたくないから、自分で握る。
心配だから、口を出す。
自分でやった方が確実だから、任せない。
その方が、今この瞬間は安全なのかもしれない。
でも、任せなければ育たない、AIも、部下も、子供も。
任せるということは、相手を信用すること以上に、自分が手を離せるかどうか。
結局、人であれAIであれ、一番試されているのは、任される側ではなく、任せる側なのかもしれない。
よーいドンでスタートしたら、10年後、どちらが発展しているだろう?の問いに答えはあるけど。
オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.
角本康司
