MOLD 金型ついて

岡山本社には マシニングセンタ・ワイヤーカット放電加工機・ジグボーラーを
導入しており金型・治具の内製が可能です

金型の種類

  • トムソン型

    ベースのベニヤ板や樹脂板(総称:ダイボード)にレーザーで溝加工を施し、その溝と同じ形状に曲げた鋼の刃物を埋め込んだ刃型

  • ピナクル型

    エッチング刃型の先端の丸みをシャープニング加工により仕上げるため、鋭い切れ味と高精度な形状が狙える刃型

  • 彫刻型

    NC切削等により金属の塊を刃と土台の部分に削り分けた刃型

  • パンチ型

    穴や溝形状、加工の際に必要な、正確な位置決めを行うための刃型

金型制作の流れ

刃型の選定

最終的な制作物にとって適切な金型を制作するため、使用する刃型の選定を行います。
選定には以下選定項目を考慮して行っています。

  • 1.刃高

    抜き材料の厚みに合わせて刃高を選択します。

  • 2.刃角

    抜き材料の厚みと、硬さ(柔らかさ)に合わせて刃角を選択します。

    刃角/鈍角

    刃先強度:高
    メリット
    • ・カット断面が戻り難い
    • ・先端摩耗が進行し難い
    • ・耐久性が高い

    刃角/鋭角

    刃先強度:低
    メリット
    • ・切削圧の軽減
    • ・カット断面を真直性
    デメリット
    • ・刃先摩耗が早い(刃高の変化)
    • ・刃高の減少
  • 3.片刃・両刃(二段刃)

    抜き材料の硬さとカット断面に合わせて片刃か両刃を選択します。

    両刃

    刃先強度:高
    メリット
    • ・切削圧が高い
    • ・耐久性が高い
    デメリット
    • ・刃先以上の厚みは抜き難い

    片刃

    刃先強度:低
    メリット
    • ・切削圧の軽減
    • ・カット断面の真直性
    • ・バリの抑制
    • ・抜き材料が厚い場合に有効
    デメリット
    • ・片刃側への回転力による倒れ
    片刃のバリエーション①

    しのぎ深い

    刃先強度:高
    デメリット
    • ・しのぎによる片刃効果の現象
      ※しのぎ以上の材料厚みがあれば効果有り

    しのぎゼロ

    刃先強度:低
    メリット
    • ・切削圧の軽減
    • ・カット断面の真直性
    • ・バリの抑制
    デメリット
    • ・片刃側への回転力による倒れ
    片刃のバリエーション②

    しのぎ深い

    刃先強度UP:先端両刃
    メリット
    • ・回転力による倒れの抑制
    • ・刃先の加工し易い

    二段刃

    刃先強度UP:先端鈍角
    メリット
    • ・抜き材料が薄くても片刃の効果あり
    デメリット
    • ・回転力による倒れ
    • ・刃先の加工し難い
  • 4.しのぎ深さ

    しのぎの深さにより、刃が抜きの抵抗に耐えられるかどうかが決まります。

  • 5.刃厚

    刃厚により、刃が抜きの抵抗に耐えられるかどうかが決まります。

  • 6.鋼種

    強度が必要か、剛性が必要かに合わせて選択します。

  • 7.熱処理方法(表面処理含む)

    母材強度・表面硬度・スベリ性

  • 8.先端幅

    刃先欠損の可能性があります。

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