ある会社で、
「AIを使って、業務を効率化したい」という話になった。
そこで、まずAIについて調べ始めた。
1カ月後。
「いろいろ比較しています」
3カ月後。
「もう少し調べてから導入したいと思います」
半年後。
「引き続き検討中です」
ちょっと待ってほしい。
AIで効率化する方法を調べることに、半年使っている。
何かがおかしい。
もちろん、大きなシステムを導入するなら慎重に検討する必要がある。
でも、個人で試せるものなら、まず使ってみればいい。
10分使って、「これは使えない」でもいい。
30分使って、「これは便利だ」なら、明日から使えばいい。
しかもAIは変化が速い。
半年かけて完璧に調べ終わった頃には、最初に調べたAIがもう変わっている。
そして、また調べる。
永遠に始まらない。
効率化とは、 効率化する方法を考えることではなく、実際に時間が減ることである。
時間を節約するために、半年間調べる。
人間はときどき、 目的を達成するための手段に、目的以上の時間を使う。
AIで仕事を効率化したいなら、まずAIを使ってみましょう。
半年間調べるより、 半年間使った方が、たぶん詳しくなっています。
そんなことを書いている私も、
酒をたくさん飲むために、肝臓系のサプリを飲む。
節約するために、送料無料になるまで余計なものを買う。
仕事を効率化するための会議を、1時間やる。
会議を減らすための会議を開く。
メールを減らす方法を、全社員にメールする。
ペーパーレスを説明する資料を、紙で配る。
残業を減らそうという資料を、残業して作る。など、
目的と手段が入れ替わった前科は、たくさんあります。
だって、人間だもの。
ただ、今はAIの時代、そんなことしちゃダメ。
オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.
角本康司
