第74話:前回からの続き。じゃあ、AIやらなくてもいいの?

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前回、「AIで作ったもの」は、2年後もう価値がないと伝えた。
ここまで読むと、こう思う人もいるかもしれない。

「どうせ2年後価値がないなら、AIやらなくてもいいのでは?」

 

結論から言えば、逆だ。

絶対にやった方がいい。

 

なぜか。

理由はシンプルで、

AIで作った成果物の価値は短命だが、AIを使った経験値の価値は残るからだ。

 

例えば、

・どこまで自動化できるか

・どこで人間の判断が必要か

・どの工程がボトルネックか

・どんなプロンプトで精度が変わるか

これは、触った人にしかわからない。

 

製造業で言えば、

設備を導入したこと自体が価値なのではない。

設備を回した経験が価値になる。

 

トラブルも含めて、ノウハウになるからだ。

その経験がないと飛躍的な進化についていけなくなる。

 

AIも同じだと思う。

 

だから重要なのは、

AIで何を作るかではなく、AIを使って何を学習するか。

 

もう少し極端に言うと、

AIアウトプットは陳腐化する。

だが、AIリテラシーは複利で効いてくる。

 

・AIに何を任せるか

・AIに任せてはいけない領域はどこか

・AIと人の最適分業はどこか

 

この判断力は、使った人間にしか蓄積されない。

 

だから、AIで作った資料の価値は2年後なくなる。

だが、AIを使って仕事を再設計した経験は残る。

 

さらに言えば、

AIをやらないリスクは、成果物で負けることではない。

構造理解で負けることだ。

 

AIを触っていない組織は、

・どこを自動化できるか分からない

・どこに人を張るべきか分からない

・どの仕事が消えるか予測できない

 

つまり、未来の仕事設計ができない。

 

だから、AIはやった方がいいのか?の答えは、やった方がいいとなる。

 

ただし目的を間違えてはいけない。

 

AIですごいものを作るためではない。

AIで、

・仕事の構造を理解し

・組織の設計を見直し

・人の役割を再定義し

・次の事業の種を見つける

 

このためにやる。

 

まとめとしては、

 AIで作ったものは、2年後ほぼ価値がない。

だが、AIをやらない会社は、2年後もっと価値がない。

 

少し乱暴だが、経営視点ではこれが現実だと思っている。

ただこれを書いた2026年3月に思った内容なので、1か月後には考えが変わっている可能性もある。

そのくらい市場の変化が早いから。

 

オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.

角本康司

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