24時間対応。
無料。
怒らない。
否定しない。
しかも、それなりに整理して答えてくれる。
そりゃ相談したくもなる。
私は、決してAIが危険だと言いたい訳ではない。
むしろ危険なのは別の方だと思っている。
社員がAIに相談したくなるような問題を放置している会社の方である。
品質不正。
ハラスメント。
理不尽なルール。
説明できない慣習。
現場の声を聞かない組織。
そういう問題があれば、人は誰かに相談したくなる。
その相手が上司からAIに変わっただけの話だ。
そしてAIは意外と容赦がない。
「それは適切ですか?」
「法令上問題はありませんか?」
「他社では別の運用をしています。」
そんな返答が返ってくるだろう。
正しいかどうかは別として、少なくとも一度立ち止まって考えるきっかけにはなる。
昔なら埋もれていた違和感が、言葉になる時代になった。
だからこれからの企業は、
問題を隠す力より、問題を改善する力が問われるのだと思う。
ガバナンスも同じだ。
監査のためでも、
株主のためでも、
役所へ提出する資料のためでもない。
誰に聞かれても説明できる状態を維持するためにある。
社員に聞かれても。
顧客に聞かれても。
取引先に聞かれても。
そして、AIに聞かれても。
AIの時代になって変わるものは多い。
だが、変わらないものもある。
結局、最後に問われるのはAIの性能ではなく、企業としての健全さなのだと思う。
そして、その健全さが企業を守る最大の防御にもなる。
ガバナンスの重要性は、これからますます高まっていくのだろう。
オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.
角本康司
