例えば、「これ、早めにお願いします」と言われたとする。
ある人の「早め」は、今日。
ある人の「早め」は、明日。
ある人の「早め」は、今週中。
全員、本人としては「早め」にやっている。
誰もサボっていない。
でも、一緒に仕事をすると、なぜか噛み合わない。
これは、能力の問題ではない。
時間軸が違うのである。
お客様、仕入先様、社内と、仕事は、いろいろな人と協力して進めていく。
その時、能力や知識、役割と同じくらい、
同じ時間軸で動ける会社か、人か、チームか。
これを確認することが重要なのではないかと思う。
これは採用でも同じ。
経験や能力は確認する。
人柄も確認する。
でも、「すぐやります」の「すぐ」が同じかどうかは、意外と確認していない。
知識は教えられる。
技術も教えられる。
経験も積んでもらえる。
しかし、時間軸が大きく違う人に、「時間の感覚」から教えるのは、なかなか難しい。
なぜなら、時間軸は、その人が長い時間をかけて身につけてきた仕事のリズムでもある。
長距離走をずっと走ってきた人に、
「明日から短距離走でお願いします」 と言っても、なかなか難しい。
そんなイメージであり、どちらが良い、悪いでもない。
仕事が速いチームとは、
速い人を集めたチームではなく、
「いつまでに」の感覚が揃っているチームなのかもしれない。
同じ時計を持っていても、同じ時間で仕事をしているとは限らないんだよな。
オーティス株式会社 OTIS Co.,Ltd.
角本康司
