しかし海外では、技術と品質を評価し、スムーズに口座を開設してくれるケースしかありません。
海外では技術と品質を見て即決されることも珍しくなく、当社が提案した±0.03mm公差の部品は、試作から1か月で量産採用まで進みました。
国内では同規模案件でも、決定まで1年以上かかった事例があります。
この差は、単にルールの問題ではなく、「未来の成長機会を逃している構造的課題」だと感じています。
特に事業承継の観点からも、同じ取引先に依存し続けるのは危険です。
突然の廃業や事業縮小が起これば、その代償は「昔から同じ価格でやっているから」と比べものにならないコストとなって跳ね返ってきます。
未来目線で考えれば、新しい取引先を開拓しておくことは、双方の成長とリスク分散に繋がります。
直接対話とスピードの価値
商社経由の取引にはメリットもありますが、必要がない限りは避けたいと考えています。
理由は明確で、顧客の本音が直接聞こえないからです。
現場の困りごとや改善要望は、直接対話の中でこそ見えてきます。
距離感の差は、提案精度や改善スピードに必ず直結します。
私に任せてもらえれば、口座開設します
社内の新規ベンダー採用要件を作ったのは、いつの時代でしょうか? アップデートしてますか?
DXが遅れているようなら、私たちがサポートします。
「ガバナンス」という体の良い言葉に、技術の進化が惑わされてはいけません。
事業承継と技術の継続性
日本の製造業は、後継者不足で廃業する企業が増加しています。
廃業すれば、熟練技術やノウハウは一瞬で失われ、代替生産には膨大なコストと時間がかかります。
既存業者の仕事を奪うかもしれないという懸念は、実はその業者の未来を奪う行為です。
理由は簡単、その業者も次の技術革新に進めないからです。
未来の事業承継不安の負担を軽くし、業界全体の技術継承にもつながります。
目先の単価優先や一時的な感情は、未来に問題を先送りしている行為ではないでしょうか?
(当社は2023年から日本共創プラットフォーム傘下であり、事業承継の問題はありません)
技術者と経営者、両方の立場から
私たちは、お客様に育ててもらった技術と、事業をつないできた人々の努力を未来に渡す使命があります。
だからこそ、採用の早さと直接対話を重視します。
それは単なる営業戦術ではなく、技術と未来を守るための経営判断でもあります。
コラム監修:角本 康司 (オーティス株式会社)
語学留学や商社での企画開発を経て2011年にオーティス株式会社入社。経営企画部を中心に製造・技術部門も兼任し、2018年より代表取締役として事業成長と組織強化に努めている。
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