TECH COLUMN 技術コラム

両面テープやクッション材をワンパス加工で整える

材料・加工技術

公開日:

スマートフォンやモバイル機器の組立工程では、狭ピッチ部品に両面テープやクッション材を貼り付ける際、わずかなズレや異物で検査NGにつながることがあります。お客様が安定して量産を進められるよう、オーティスはワンパス加工によって歩留まり改善を支えています。

なぜ狭ピッチ部材にワンパス加工が有効なのか?

両面テープやフィルムは通常、打ち抜き・貼り合わせ・検査と複数工程を経るため、ズレや異物混入のリスクが高まります。オーティスは自社設計の5tプレス機・ラミネート機・自動貼り合わせ機を連動させ、打ち抜きから積層、検査までを一度に行うワンパス加工を構築しました。工程を分けないことで搬送や位置決めの誤差を抑え、狭ピッチ部材でも安定した歩留まりを確保しています。

歩留まり改善を支える複合加工ラインの仕組み

自社開発設備を自由に組み替え、両面テープ・クッション材・フィルムなど異素材を複合加工できます。さらに自動画像検査装置と連動させることで、異物検知や寸法測定をオンラインで実施し、不良品を即時に排出します。これにより検査NG率を抑制しながら、大量生産にも短納期で対応できます。

狭ピッチでも安定する金型と打ち抜き精度

ワンパス加工の精度を支えるのは、自社内で設計・製作する高精度金型です。ジグボーラーやワイヤーカット放電加工機を駆使した金型は、刃先精度が1µm単位で仕上げられ、バリやクラックの少ない打ち抜きを実現します。これにより狭ピッチ設計の部材でも寸法の安定性が確保され、実装トラブルを防止します。

 

まずは一度、両面テープやフィルム部材の狭ピッチ加工についてご相談いただけませんか。オーティスはワンパス加工を通じて、お客様の歩留まり改善を支えます。

 

コラム監修:角本 康司 (オーティス株式会社)
語学留学や商社での企画開発を経て2011年にオーティス株式会社入社。経営企画部を中心に製造・技術部門も兼任し、2018年より代表取締役として事業成長と組織強化に努めている。

最新記事

  • 8章:半導体産業のサプライチェーンとエコシステム
    8-1. 半導体産業の全体構造

    半導体は、1社で完結する産業ではない。 設計から製品になるまで、数十〜数百社が関与する、典型的な水... 続きを読む
  • 7-14. 検査・評価技術のまとめと学習到達目標

    半導体製造において、「作る技術」と同じくらい重要なのが見抜く技術である。 どれだけ微細に作れて... 続きを読む
  • 7-13. 歩留まりデータ解析・統計品質管理(Yield Data Analytics & SPC)

    半導体工場において、最もお金に直結するデータは何か。 売上でも、設備台数でもない。歩留まりデータで... 続きを読む

関連記事

  • 8章:半導体産業のサプライチェーンとエコシステム
    8-1. 半導体産業の全体構造

    半導体は、1社で完結する産業ではない。 設計から製品になるまで、数十〜数百社が関与する、典型的な水... 続きを読む
  • 7-14. 検査・評価技術のまとめと学習到達目標

    半導体製造において、「作る技術」と同じくらい重要なのが見抜く技術である。 どれだけ微細に作れて... 続きを読む
  • 7-13. 歩留まりデータ解析・統計品質管理(Yield Data Analytics & SPC)

    半導体工場において、最もお金に直結するデータは何か。 売上でも、設備台数でもない。歩留まりデータで... 続きを読む

CONTACT お問い合わせ

岡山 / Okayama

0867-42-3690

東京 / Tokyo

03-6810-4830

お問い合わせはこちら