TECH COLUMN 技術コラム

薄型両面テープの落とし穴 ─ ズレやシワのリスク

材料・加工技術

公開日:

製品組立に使われる両面テープは、薄型になるほど扱いが難しくなります。剛性が低いため、貼り付け時に「ズレ」や「シワ」が発生しやすく、結果として検査でNGとなるリスクが高まります。歩留まりを安定させるには、ただ薄くするだけではなく、精密な制御技術が不可欠です。

オーティスの解決策 ─ 薄型でも安定する加工技術

オーティスでは、厚さ0.01mm以下の薄型両面テープ加工に対応(最薄3μ)。
・独自のラミネート制御で位置合わせを±0.1mm以内に維持
・自社内製金型による迅速な寸法補正とバリの抑制
・顧客の工程に合わせた納入形態の提案
これにより、薄型でも安定した貼り付け品質を実現しました。
実際に「カシメやビス止めを不要にして軽量化」と「作業効率の20%改善」を同時に達成した事例もあり、現場から高い評価をいただいています。

歩留まりを守る設計思想

薄型テープで問題になるのは「貼りやすさ」と「保持力」の両立です。
オーティスは、粘着設計を工夫することで、強力な接着力を維持しつつも、ハンドリングしやすい状態を確保。
作業者が無理に力をかけずに扱えるため、ズレやシワの発生を抑え、検査NGを防ぎます。

リワーク性を考慮した「剥がしやすさ」

薄型テープは接着力が強いが薄いため、解体やリワーク時に剥がしにくいという課題があります。
そこでオーティスは、特定条件下で容易に剥がせる粘着設計を導入。
これにより作業者の負担を減らし、製品や工具の損傷リスクも回避できた実例がスマートフォンのリワークでございます。

品質保証を支える国内外拠点

歩留まりを維持するには、加工精度だけでなく検査体制も重要です。
オーティスは国内外の拠点で同一基準の検査体制を整備し、
・インライン画像検査によるリアルタイム欠陥検知
・顧客ごとの検査データのトレース化を徹底。
量産立ち上げに安心して臨める品質保証を提供しています。

まとめ ─ 「難しい薄型を、安定した薄型に」

薄型両面テープは歩留まり改善のカギですが、同時にリスクも伴います。
オーティスは、積層制御・金型内製・粘着設計・検査体制を組み合わせ、薄型でありながら安定して扱える両面テープを実現しました。
「薄型テープの不良で困っている」
そんなときは、ぜひオーティスにご相談ください。

 

【コラム監修】
角本 康司|オーティス株式会社 代表取締役。微細プレスや多層ラミネート等の量産立ち上げに長年携わり、年間100件超のご相談に現場と並走。工程内検査やトレーサビリティ設計、異物対策の標準化まで、設計〜量産の橋渡しを監修。最近は家電・生活機器業界の防音・耐熱材料活用にも注力しています。

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