ドレッシング材のセパレーター加工
ヘルスケアにおけるディスポーザブルの代表的な製品もある、
絆創膏をはじめとして、皮膚を覆う素材
「創傷被覆材(ドレッシング材)」についての記事を記載しました。
進化するドレッシング材とプレス加工
恐らくみなさんも、これらドレッシング材や湿布等を
一度は体に貼り付けた事はあるのではないでしょうか?
体に貼るのですから、
その部位によっては非常に貼りづらい場所もあります。
その際1人で貼るとなるとドレッシング材同士が
貼り付いて失敗した経験はございませんか?
そもそも、貼り付ける場所に追従する素材で
なければならないので、非常に柔軟な素材が多く、
更にはより患部へ密着させるためにも、
粘着材にベタつきがあるため、貼り付けも難しくなってしまいます。
実は、この課題に対して各社工夫を施しています。
ドレッシング材には必ず
セパレーター(離型紙、離型フィルム)が貼ってあり、
それらを剥がして体に貼り付けます。
そのセパレーターに注目してみると、
絆創膏であれば2枚のセパレーターが中央部で
折り曲げされた状態で剥がしやすく工夫をされています。
その他、湿布系では中央部が波形状で分割されており、
セパレーターを剥がすキッカケとして工夫がされています。
これらセパレーターの加工の目的は
セパレーターの剥がしやすさに貢献します。
しかし昨今ではセパレーターの素材選択や加工方法を工夫することで、
貼りやすさにもメリットを見出す工夫がなされております。
先日、肩こりで湿布を一人で貼る際に、いつもなら苦戦するのですが、
セパレーターが比較的高弾性であることで、
中央部を体に貼り付けた後、1枚ずつ片手でもセパレーターを
剥がしやすく、患部への貼付けが容易にできました。
セパレーター加工における工夫事例
フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社では、
この様なドレッシング材のセパレーター加工についての実績を
有しております。当然ドレッシング材としての機能は
大切ではありますが、ユーザビリティーを追求することで
商品の付加価値をもたらすことが可能となります。
環境対応が求められる昨今において、
ドレッシング材は衛生面においてディスポーザブルである
必要性が求められる中でも部材ロスを
少しでも削減する必要性があると思います。
フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社は、
セパレーターを用いる部材に対して、材料ロス削減の為にも、
1枚のセパのみで2枚のセパを貼り合わせたものと同様に
取り扱いできる加工方法を有しており、
それが商品としての採用実績がございます。
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社は、
ライフサイエンス分野が、これからの社会において
ニーズではなくウォンツであると捉え、こつこつと技術を磨き、
実績を重ねて社会貢献に努めていきます。
ライフサイエンス分野において、開発段階から製品化迄、
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社にご相談ください。