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LEDと光学フィルム

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フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社です。
今回はLEDとLEDに付随する技術についてです。

広がるLED演出

昨今、アニメ「推しの子」の主題歌であるYOASOBIの「アイドル」が
世界的に大ヒットしていると話題ですよね。
そして彼らのライブでもLEDの演出がすごいと話題になっております。
どんなLEDが採用されているのか調べていると、

「ドローンに吊り下げたLEDディスプレイ」についてのニュースを拝見しました。
布ディスプレイとうたわれていますが、PETPPではないかとは想像しますが、
布の様な長さ6.8Mにもなる大型ディスプレイが吊り上げられる様子は圧巻です。

https://youtu.be/WqjB16brvNE

 

LEDが身近な存在になるために

LEDが私たちの生活の中で、照明やディスプレイに
当たり前に使われるようになった背景には日本人開発者の貢献であることは、
青色LED訴訟でも多くの人が記憶しているのではないでしょうか?

 

白を表現するためには色の三原色である赤、緑、青が求められる中、
既に1968年に赤色、1968年に緑色が開発されていながら、
青色の開発ができない状態が長く続く中で、青色LEDを発明したのは3人の日本人であり、
彼らは「人類に最大の利益をもたらす発明」に適うものとしてノーベル賞を受賞しました。

 

LEDは白熱球や蛍光灯と比較して超長寿命かつ低消費電力があげられます。
しかし、光の指向性が強く拡散性が弱いことがデメリットとして
当時は用途を絞られていました。
私も白熱球を3つ使うペンダント型の照明にLED電球を取り付けたとき、
テーブルは明るく照らすのですが、天井が真っ暗の為、
部屋が薄暗くなり使えないと思い、廊下の電球と交換しました。

しかし、月日が経ち今はLED電球を取り付けていますが、
天井も明るく照らしています。
もちろん自宅だけでなく、フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社でも

LED電気を採用しております。

反射板と拡散板、導光板

LED自体が指向性を克服したのではなく、
そこに光学技術が採用されているからです。その代表例を3つ挙げます。

 

反射板

光の方向を制御し、光の反射効率を向上させるために使用されます。
照明デバイスや照明器具では、光源からの光を反射させることで、
光の放射方向を制御し、より効率的に光を拡散したり、
特定の方向に集光したりすることができます。
一般的にはアルミニウムや銀などの金属素材が使用されています。

 

 拡散板

光を均一に広げる役割を持つ光学素材です。
光が拡散板に入射すると、板内部で反射や不具合がなくなり、
光が均等に広がるようになります。一般的にはPMMAPC,PET等のフィルム、
ガラスなどが採用されています。

 

導光板

光を受け取り、その光を均一に広げて伝播させるための光学素材です。
光源からの光を受け取り、板内部で反射や邪魔な光を拡散し、
均一な明るいさや光の分布を実現することです。
LCDディスプレイに採用されるバックライトで使用される技術で、
LED等からの光が導光板の一端から放射されると、
板内部での反射や染まりにより光は均一に広がり導光板の出力面全体に
均一な明るさや光の分布が生じることでムラをなくします。
一般的にはPMMAが採用されています。

 

これらの技術は実はフィルムの積層により機能を発現しているものもあります。
フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社では、
LEDに付随する反射板や拡散板、導光板をはじめとする
光学フィルムの加工においては多数の実績がございます。

またこれらの技術が多く採用されているディスプレイに求められる品質にも
十分に応えられる能力を有しております。
開発段階から量産に至るまで一貫した生産をご提案できます。

 

光学フィルム・シート加工でお困りでしたら是非オーティス株式会社にご相談ください。

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