TECH COLUMN 技術コラム

超精密金型加工技術

その他

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おはようございます。
フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社です。
今回はわが社が新しく導入した設備をご紹介いたします。

電子機器端末の開発

オーティス株式会社が生産するフィルム製品・テープ製品のうち、多くはスマートフォンなどの電子機器を搭載した端末に利用されておりますが、これらの各種端末に搭載される機能は、ユーザーからの「もっと便利に」という声の下、メーカーが新たな機種を発表する度に拡張・新規追加され、常に進化し続けています。

これまで最も顕著に進化を果たしてきた機能としては

  1. 通信機能

  2. 入出力機能

  3. 電源(バッテリー)

  4. 情報処理機能

などがあります。しかし、これらのユーザーからの期待やメーカーの野心的な試みをそのまま盛り込んでしまえば、電子機器端末というものはどんどん大きくなるはずです。

ところが、スマートフォンなどでは搭載されている機能が飛躍的に向上・拡大した一方で、「大きさ」はさほど変化していません(ズッシリと重くはなりましたが…)。

 

これらの課題を解決する方法の一つとして、「部品の小型化」があります。しかも、ただ小さくするだけではなく、従来モデルよりもより「高性能化」が求められます。

超精密加工設備の導入

フィルム/テープ材料・金属箔材料へプレス加工を施すオーティス株式会社では、使用するプレス用金型を社内で製作しておりますが、要求される製品の緻密さに応えるため、「超精密加工マシニングセンタ」を導入しました。

この超精密加工マシニングセンタの代表的な特徴は

① 加工時間の短縮*)

  主軸の回転数が6万回転/分にもなり、加工時間が従来の2/3になりました。

② リニアモータ駆動*)

  直線3軸をリニアモータ駆動にすることで、R部の加工の品位が向上しました。

③ 構造体高温化システム*)

  ±0.1℃に温度制御された媒体液を加工機構造体に充満・循環させることにより、外部環境の温度変化に対する加工機の姿勢変化を最小限に抑え、長時間加工時の精度が向上しました。

④ 切れ刃形状・摩耗量計測*)

  高速回転時の工具の長さ、直径、切れ刃輪郭形状を高精度に自動測定し、さらに工具の輪郭誤差を自動で補正加工することにより、金型の仕上がり精度が向上しました。

*)メーカーウェブサイト・カタログから抜粋

 

弊社で製作するプレス用金型の刃先は1μm以下を達成し、またR部の品位も飛躍的に向上しました。このプレス用金型の品位向上は、そのままフィルム製品・テープ製品の品位の向上に寄与しています。

 

多様化するお客様のニーズにお応えするため、フィルム加工・テープ加工を得意とするオーティス株式会社では卓越したプレス加工技術と期待を超える品質を核として、圧倒的なスピードでお客様の技術課題の解決と製品価値を高めるフィルム製品・テープ製品を提案・創造してまいります。

お気軽にご相談ください。

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