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おはようございます、フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社です。
今回は先日弊社で開催されましたウェビナーのご紹介です。

先日弊社としては初めて、取引先様を対象として自社の技術をご紹介させていただくウェビナーを開催いたしました。

テーマは

「オーティスは何故世界で選ばれるのか?業界トップクラスのフィルム微細プレス加工技術の秘密 ~オーティスのトップ技術者が精密プレスの“ポイント”を語ります~」

です。ウェビナーの講師は、技術部工程設計課の太田垣(機械工学修士)が担当しました。

今回のウェビナーのポイントは大きく5つございます。

1つめ:オーティスの加工紹介

フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社では、これまでに16万種類の材料を使い分け自社設計の設備を用いて製品を加工し、電子部品・自動車部品・医療部品などを手掛けてまいりました。

材料の選定・プレス機/周辺設備の設計・プレス用金型の製作を自社でおこなうことで、高品質の製品を、シート/リール品問わずご提供しております。

 

2つめ:超精密金型による微細加工

最近のトレンドは電子部品の小型化・軽量化ですが、これに伴い使用される電子部品用の部品も小型化・微細化が進んでいます。こういった部品の小型化には、より緻密な製品加工の技術が要求されます。

プレス加工のオーティス株式会社では、特に細かな精度が求められる製品の製造には、自社で設計・製作した金型を使用しております。この金型の設計・製作には高度に制御できる工作機械が必要になるのはもちろんですが、それと同程度に重要なのは、フィルムの特性を反映した金型の設計や工作機械を動かすためのプログラム設計です。

オーティス株式会社には、金型を製造する専門の技術者が在籍し、長年の経験と技術を活かした超精密金型の製作をおこなっております。

3つめ:製品の生産性を高めるリール化技術

素材メーカーや加工メーカーの中には、材料の特性上、製品を1枚ごとでしか製造・ハンドリングできない事業者様がいらっしゃいます。そういった事業者では、例えば製品の搭載作業などを実施する場合、手作業や半自動などの方法が採用されており、自動化のニーズがございます。

フィルム加工のオーティス株式会社では、こういった1枚ごとでしか製造できなかった製品を加工し、さらに台紙の上に整然と並べてリールの状態にして納品させていただける技術がございます。

前出の金型設計・製作の技術を応用した専用の金型を製作し、さらに自社設計の設備を用いることでこのニーズにお応えしております。超精密金型を用いているため製品の形状が高品質であることは当然ですが、さらにリール化させる専用の設備を用いているため、台紙上の製品の位置精度は±0.1mmで達成できております。これにより、取引先様の自動化に貢献しております。

4つめ:異形状×積層を実現する積層化技術

フィルム加工のオーティス株式会社が取り扱うような薄物製品は、異なる形状・材料が何層か重なり合った状態で製品となっている場合が多いですが、一般的な製造方法では、製品を構成する各層毎に形状加工し、それらを個別に貼り合わせて最終製品としています。こうした場合、各層の貼合せ精度が低くなるという課題が残ります。

一方でオーティス株式会社では、こうした異形状多積層製品を高品質で提供するための技術がございます。

前出の金型設計・製作の技術を活かした専用の金型を製作し、各層毎の内形形状を精度よく加工したのち、専用の設備を用いた“位置合わせ”という技法を用いて、狙い通りの重ね合わせを実現します。要求寸法通りの重ね合わせができたのち、一息に外形をまとめて打抜くことで異形状多積層であっても、高品質な製品を提供することができております。

5つめ:高品質な金属箔加工のための打抜き技術

一般的な金属箔のプレス加工では、打抜き後の製品において反りやバリなどの発生が課題となります。また金型においても刃の欠けが発生しやすいなどが課題となります。

プレス加工のオーティス株式会社では、パンチを利用したプッシュバック式の金型を用いることで、こうした金属箔のプレス加工製品であっても高品質な製品の加工実績もございます。

前出の金型設計・製作を担当する専門の技術者が、対象の金属箔材料を高品質に打抜くための最適な加工条件を導き出し、またそれを形にすることで、難易度の高い材料であっても精度よく高生産性を保ったまま製造することができております。

以上が今回開催させていただきましたウェビナーのポイントとなります。

オーティスのプレス加工技術における重要な要素を出来るだけ簡潔にまとめた内容となっていたかと思います。ご紹介した技術の内容はオーティスの培ってきた技術のほんの入り口部分にすぎませんがこの技術を更に高みへと進める為、オーティスの技術者たちは日々研鑽に励んでおります。

次回開催は未定ですが、ご参加いただいた方々のご意見を参考にし、新たテーマも検討したいと考えています。

 

プレス加工・フィルム加工のオーティス株式会社の技術力で、製品開発・試作・自動化などに貢献させていただきます。

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