TECH COLUMN 技術コラム

製造技術の核

材料・加工技術

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オーティスの製造技術の核となる
フィルムのプレスカット加工と複合ラミネート

最近、地元の友人にオーティスってスマホのメーカーなの?と聞かれました。
いやいや、スマホの部品だけじゃなくて自動車の部品もあるし医療品もあるし色々作っているよ、と答えたら、じゃあ何の会社っていえば良いの?と聞かれてちょっと考えました。何か決まったものを作るというよりも「ある特定の技術」を使って何でも作れる「技術の会社」がしっくりくるのかもしれません。

オーティスでは様々な業界で多くの製品の加工を行っていますが、その核となる技術はフィルム材料のプレスカット加工と複合ラミネートです。自社設計のオリジナルマシンを駆使し、1985年の創業以来ひたすらその技術を磨き続けてきました。今回はそのコア技術を簡単に紹介します。

フィルムとは?

オーティスで扱うフィルムとはプラスティック製品の一種で、薄くて柔軟性があり、透明や半透明な素材で、一般的に高分子化合物から作られ原料と製造方法によってさまざまな特性を持っています。遮光、防水、難燃、絶縁、導電、放熱、衝撃吸収、粘着、といった用途によって分類されていて、性能の大小や厚み等で多くのバリエーションに分けられます。

また、環境配慮型のフィルムやバイオプラスチックから作られたフィルムなど、環境に配慮した製品も開発されています。

オーティスで取り扱う材料はなんと15万種以上にも及びます。

プレスカットとは?

製品の形状に形作られた金属製の刃物がセットされたプレス機により、様々な素材を所定の形状に成形する加工方法の一つです。刃物の形状やサイズに制限が少なく、比較的複雑な形状でも対応する事が可能で、加工精度が高く高速に動作するため、自動化された生産ラインに組み込むなど大量生産に向いています。

 

オーティスでは自社設計したプレス機と自社加工の金型を使って生産ラインを組むことでスピーディ且つ柔軟な対応が可能で、試作段階から量産まで一貫して高品質な製造を実現します。

複合ラミネート

2枚以上のフィルム素材を重ね合わせて接着する事で、強度や機能性を向上させる加工で、防湿性、防水性、耐熱性、透明性、強度、バリア性など様々な特徴を追加させることで様々な用途で使用されます。また、その後の加工で作業しやすいように剥がしやすくしたり保護したりといった役割を付与することも出来ます。

フィルムの複合素材のラミネートには、素材選定や加工方法の選択など、多くの技術が必要となります。最近では、環境に優しい素材の使用や、ラミネート技術の向上によって、より高機能で安全性の高いフィルム製品が開発されています。そしてこれらの多彩なフィルム製品群は私たちの生活を豊かにする多くの最新機器やそれを構成する部品に使われているのです。

世界の最先端を創造する企業、それがオーティス株式会社です。

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