怪我による皮膚のキズの治療は?
先日、趣味を楽しんでいた際に、足を滑らせて
スネに8cm程度の皮がめくれる怪我をしてしました。
帰宅後、キズパッドで覆うことができない怪我の範囲だったので、
ネットで調べて応急処理をすることにしました。
それはワセリンをたっぷり塗って乾燥させないようにする、でした。
完治に時間はかかりましたが、問題なく治りました…が、自己流だったからか、
皮膚が若干盛り上がった形で跡を残すことになりました。
一昔前なら、消毒薬で消毒しガーゼで覆い包帯で巻くのが一般的な治療方法だったと思います。
創傷(キズ)の治療としては絆創膏に馴染みがありますが、
絆創膏をはじめとして、皮膚を覆う素材の事を創傷被覆材、またはドレッシング材といいます。
創傷(キズ)だけでなく熱傷(やけど)、褥瘡(床ずれ)に用いられます。
先進的創傷被覆材の進化と市場
昔からあるガーゼタイプの乾燥を促す事を目的としていましたが湿潤療法による、
創傷部位を乾燥させないハイドロコロイド、アルギン酸塩(アルギネート)といった、
今ではドラッグストアで馴染みのある創傷被覆材です。
REPORTOCEAN によると、市場規模は、2019年には約7億6,679万米ドル。
2020年から2027年の予測期間には7.20%以上の成長率で推移すると予想されています。
(参考)REPORTOCEAN
https://reportocean.com/industry-verticals/sample-request?report_id=bw1226
特に湿潤療法による創傷被覆材が徐々に採用されていることから、最も高い成長が見込まれています。
ドレッシング材にも様々な種類があります。
代表的なものでは、ハイドロコロイド、ポリウレタンフォーム、ハイドロジェル、
アルギン酸塩、ハイドロファイバー、ポリウレタンフィルムがあります。
これらには特徴として
粘着性、防水性、吸水性、バクテリアバリア、冷却作用、止血作用、形状保持性、水蒸気透過性
などが挙げられます。
なかでも、発泡体タイプが最も大きなシェアを占めており、
今後においても速いペースで市場が拡大すると予測されています。
発泡体タイプは、治癒に適した温かく湿った雰囲気、感染バリア、過肉厚の創傷への適合性、
塗布・除去の容易さ、圧迫療法への使用可能性など、フォームドレッシングがもたらす利点からです。
創傷被覆材の進歩により、基本的な被覆材から高度な
薬剤活性成分の製品やデバイスへと移行しています。
ナノテクノロジー、銀などのハイブリッド包帯等が新しい治療法として導入され、
外傷の回復に大きな需要が期待されています。
フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社が関わるヘルスケア製品は
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