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AED解禁から20年。市民が命を救えるようになったワケ

ヘルスケア

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おはようございます。
フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社です。
いよいよ夏休みもおわり、学生は新学期がスタートですね。こちらの記事をご覧の皆さんは、夏の思い出を作ることができましたか?

AEDが救う命

今回のテーマは、自動体外式除細動器(AED)についてです。
最近では、学校や駅などの公共施設だけでなく、商業施設や国際線の機内、新幹線の車内でも見かけるようになりましたよね。

AEDを一般の人が使用できるようになって2024年7月で20年を迎えました。
医師らでつくる「日本AED財団」によると、市民のAED使用によって救命された人の数は累計8,000人以上だそうです。

AEDは、心臓がブルブル震える「心室細動」の状態になってしまった際、電気ショックによって元に戻すための医療機器です。20047月から一般の人にも使用が認められ、現在では、全国に69万台が設置されているそうです。これは、世界的に見ても多いそうです。

心臓が止まると、命が助かる可能性と社会復帰できる可能性が時間とともに減っていきます。

しかし、そばに居合わせた人が心肺蘇生や電気ショックを行った場合、その減り方は随分と緩やかになることが分かっています。市民により目撃された突然の心停止のうち、救急隊が到着するまで電気ショックが行われなかった場合、1ヵ月後の社会復帰率が18.6%だったのに対し、救急隊が到着するまでに市民が電気ショックを行った場合は、43.9%でした。

このことからも、11秒でも早くAED等の救急処置を行うことが大切です。

AEDの使いやすさ

AEDの特徴は、①操作方法が簡単なこと②心臓の状態を解析できること③持ち運びやすいことの3つです。音声ガイドが操作方法を案内してくれるため、専門知識のない一般の人でも簡単に使用できます。また心臓の動きを自動で解析し、電気ショックが必要な方にのみ電気ショックを流す仕組みになっています。加えて、重さは約1㎏とコンパクトで、11秒を争う救命の現場でもスピーディーに運ぶことが可能になっています。

 

AED最大の特徴である使用が簡単な理由のひとつに、電極パッドの取り付けが簡単ということがあります。

 

AED使用時は、付属の電極パッドを袋から取り出し、保護シートをはがして、傷病者の右胸と左脇腹に貼り付けます。その際、心臓の動きを正確に解析し、電気ショックが正しく行われるために、電極パッドと肌との間に隙間を作らないよう、しっかりと肌に密着させる必要があります。そのためには、①適度な粘着性の高さ②肌に密着する柔らかさの2つが必要です。

電極パッドの加工

命を守る為に厳重な品質管理が要求されるAEDにおいても特に重要な人に触れる部分である電極パッド。これらに使用されているような、柔らかく粘着性のある素材は、加工が非常に難しく、特に精密な加工には高度な技術が必要です。当社では、AEDの電極パッドのような医療機器等に用いられるゲルパッドの加工においても、クリーンな環境と自社開発の設備を用いてスピーディー且つ高品質なフィルム加工を実施しております。また、大量生産が必要なディスポーザブル製品も安心してお任せいただけるキャパシティ(最大で月産1億pcsの実績)を備えています。

 


当社ではヘルスケア業界でも多数の実績がございます。開発案件でも結構です。お気軽にご相談ください。

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