早いもので「CES 2021」が開催され1クォーターが過ぎました。
今回の「CES 2021」におけるキートレンドは以下の6つ。
・デジタルヘルス
・DX(デジタルトランスフォーメーション)
・ロボティクス&ドローン
・自動車関連テクノロジー
・5Gコネクティビティ
・スマートシティ
今年のCES 2021イノベーションアワード受賞の「Epsy」は
患者、介護者、医療従事者を支援するてんかん管理のためのデジタルヘルスプラットフォームで
てんかんの発作、服薬コンプライアンス等を追跡するための
豊富なデータ日記を作成することで、てんかんの管理をわかりやすくするアプリケーション。
ここで気付くのがキートレンドに今迄存在していたAIやIoTが存在していないのは、
サービスにおいて、Epsyの在り方からも、IoTが必然であるからだと言うことが分かります。
日々のデータが作成され共有されることで、てんかんという不意に襲ってくる疾病の管理を
ソフト的に少しでもしやすくしようとするのが狙いとなります。
しかし、この背景にはスマートフォンの高機能化等のモノの貢献が
既に存在していることを見落としてはいけないと思います。
この着眼点からスマートフォンのみで完結できない測定等も多数あります。
IoTのモノづくりはサービスが主体にとられがちですが、
日常生活において測定がより自然かつ気軽にできることは
患者(消費者)にとっては重要なサービスとなります。
この様なモノとサービスの両立アプローチとしてCES2021で注目されていたのは、
オムロンヘルスケアから発表された、
循環器疾患事業ビジョン「ゼロイベント(脳・心血管疾患の発症ゼロ)」
実現を目指す取り組みとして、遠隔での高血圧患者モニタリングサービス
「Vital Sight」(バイタルサイト)。
高血圧患者は、オムロンヘルスケアが提供する血圧計や体重体組成計を使い、
それらを用いて自宅で測定したバイタルデータが通信機能を有していることで、
病院の電子カルテを介して医師や看護師と共有できるシステム。
つまり、バイタルサイトを活用することで、患者と医療チームが直接面談することなく
日々の体調を記録・共有することができ、日常での体調の変化をリモート環境下で
タイムリーに確認し介入できるようになります。
測定においてのハード面において、フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社として
技術貢献できる部材としては、例えば血糖値測定用の針の部分に用いるフィルム、
ウェアラブル等で用いられる血圧測定用のカフ、
更には装置内に用いられる様々なセンサー等があげられます。
ヘルスケアにおけるウェアラブルデバイスは腕時計型が主流ですが、
指輪(リング)型のデバイスや、アプリとの連動で発熱状況も確認できるもの、
肌に装着するタイプのデバイス等、より身近に自然に健康管理が
できるデバイスが開発されています。
これらにこそフィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社の技術が詰まっています。
ヘルスケア関連デバイスがIoT化することで、求められる形も変化します。
ヘルスケア関連に多くの実績を持つオーティス株式会社へお気軽にご相談ください。