電気自動車としてのニーズ
自動車という乗り物が世に誕生してから250年余り、
重要インフラであり続けているそれは時代と共にその形や存在感を変え、
今もなお進化をし続けています。
自動車をよく利用される方々はどのような用途で利用されることが多いですか?
生活の足として使う人、荷物を運ぶために使う人、カスタムする事を楽しむ人、
運転自体を楽しむ人、人それぞれだと思いますが、
「便利な移動手段」であることは皆さん共通認識としてあると思います。
昨今の自動車業界における電動化・電装化の波は、
国策として開発にエネルギーを注ぐ国もあるほど大きなビジネスチャンスと捉え、開発を急いでいます。
そんな電気自動車ですが、電気自動車は何よりも環境に良いということが
大きなメリットの1つとして挙げられます。
ですが、実際に電気自動車に乗っていて環境に良いということを実感することはきっとないでしょう。
初めて電気自動車に乗ったドライバーが、エンジン車との違いを体感することとして、
静粛性が挙げられます。私も初めて電気自動車に乗った時は、あまりの静かさに驚いたものです。
そんな電気自動車の静粛性に関して、自動車メーカーは
航続距離をいかに延ばすかという事と同じくらい重要課題の1つとして開発に力を注いでいます。
遮音材や吸音材の最適化
SDGsを始めとした世界的な基準の統一化が進む中、
自動車における騒音規制に関しても世界的に標準化が進んでいます。
自動車の騒音の根源であるエンジンが淘汰されていくのはもちろんのこと、
2024年の規制計画においては現状の電気自動車でもクリアできないほど
厳しい基準が設けられるようになると予測されています。
つまり自動車が走る上でいかに騒音を低減することができるか
ということも大きな開発論点にもなってきます。
電気自動車の騒音対策はいたちごっこで、どこかの音が低減すれば
別の箇所の音が目立ってくるということもある上に、
車内の遮音材や吸音材を増やしていけばコストも増加、車重も増加となってしまいます。
自動車メーカーとしては車重の軽量化を図る事がコストの削減、
そして燃費(電費)の向上にもつながるので
騒音対策は遮音材や吸音材の最適化などの工夫が必要なのです。
一方、騒音対策に悩む自動車メーカーが対策を進めていけば同時に
自動車としての用途も変わっていくのでしょう。
騒音低減化が進み、且つ自動運転の技術が革新していけば、
移動しながら映画鑑賞や音楽鑑賞できるようなエンターテイメント空間として
人々の生活を更に豊かにしていく事ができるかもしれません。
嗜好性が高いカスタム技術ですが、あらゆるデッドニング材(防音材、吸音材)を用いて、
車の騒音を減らし、カーオーディオの音質向上をはかるという作業も
一部マニアの中では流行っているようです。
そういった材料も今後軽量化、小型化が進み、自動車メーカーが純正で
採用するようになるということもあり得なくはないですよね。
フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社は、
IATFを取得しておりますので、電気自動車の静粛性や内部の音響を整えるための
部資材の開発から加工はもちろん、EVや車載部材等、期待を超える技術提案いたします。
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