灼熱のカタールW杯
人類歴史上最高のサッカー選手と言われるリオネル・メッシ率いるアルゼンチンの優勝で幕を閉じた今回のワールドカップ。深夜からの中継でほとんど毎日寝不足だった方も多いのではないでしょうか。残念ながら日本代表は決勝トーナメント1回戦で負けてしまいましたが、こんなにワクワクする試合で興奮したのは久しぶりで、日本からのテレビ観戦だけでなく、多くの日本人サポーターが現地で応援し選手と共に大会を盛り上げてくれました。
灼熱の中東カタールでの開催を実現する為、史上初の冬開催となった今回のワールドカップですが、全試合で開始時間を夕方からにし、冷風が出てくる最新のスタジアムをはじめ様々な暑さ対策がされていました。それでも連日30度を超える暑さの中で選手たちは戦い続けることになり、本当に大変だったと思います。
夏の暑さと不快度数は日本も中東もさほど変わらないような気がしますが、冬になると日本は氷点下まで冷え込んで多くの地域で雪が降り積もるなんてなんだか不思議ですよね。
W杯の移動手段
そんな冬でも暑い中東カタールで行われるワールドカップでは、選手や観客の移動手段の一つに純電気バスが運行されていたのをご存じですか?
世界有数の産油国でガソリンが極端に安く供給されるカタールでは普段から電気自動車に乗る人は非常に少ないそうですが、そんなカタールでも世界的な電気自動車のシフトは始まってきているようです。最新の電気自動車技術が詰め込まれたこの電気バスにはあらゆる快適機能、スマート機能が搭載されており、例えば高温、乾燥、埃の対策として液体冷却システムの車載電池が採用され、車内外の温度差を自動で検知して調節したりするそうです。もちろん最新の自動運転機能も搭載されていて、さながら最新交通手段の見本市となっていたそうです。この電気バスはワールドカップが終わった後もカタールの公共交通機関の一つとして運行されるとの事です。
重要なことは信頼性
自動運転や快適装備を備えた電気自動車に必須なのが大容量の電池と各種センサーですが、この二つのテクノロジーが飛躍的に進歩したことが電気自動車普及の後押しとなったのは間違いありません。高効率で安全性の高い電池システムや高精度で高速処理されるセンサー部品は、万が一にも誤作動や重大な故障が起こらないよう、何よりも信頼性が重要となります。
灼熱の中東と比べると日本の気候は優しいのではないか思われがちですが、実は電気自動車のような超精密部品の塊は高温多湿な環境が一番苦手です。日本のような季節変化の大きい国では、50度近い温度差と乾燥、多湿を繰り返すことで、部品の劣化や故障を引き起こす要因となります。またリチウムイオンバッテリーは低温状態では著しくその容量・性能が低下してしまいます。ゆえにバッテリーや基盤を守る絶縁体や耐熱部品は電気自動車にとって最も重要なポイントの一つと言えます。
私達オーティス株式会社はリチウムイオン電池の絶縁体や耐熱シート、センサー部品に使われるシーリング部品や光学フィルム等、多くの電気自動車部品の加工実績を持っています。35年以上に及ぶ経験で培った卓越したプレス加工技術・ラミネート技術を駆使して製造された日本製部品は世界中で走る電気自動車の信頼性を支え、ドライバーや搭乗者の安全を守っています。
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