TECH COLUMN 技術コラム

粘着剤と皮膚のかぶれ

ヘルスケア

公開日: 更新日:

おはようございます。フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社です。

今回はオーティスが取り扱うヘルスケア関連におけるディスポーザブル部材についてです。

皮膚のかぶれ

注射をする際に皮膚にアルコール消毒する際、看護師さんに
「アルコール消毒により過去にかぶれたりしたことはないですか?」
と聞かれますよね。

 

「かぶれ」とは、接触皮膚炎の事で、
刺激物質や、ある特定の物質が皮膚に触れた時におこります。
その原因としては主に2つあり

強酸や強アルカリ等の化学物質による「刺激性接触皮膚炎」

身の回りにある様々なものによる「アレルギー性接触皮膚炎」
があります。


私自身アレルギー体質なのですが、
指輪や銀歯にまでその影響の可能性があると指摘されています。

粘着材のかぶれ因子

フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社が取り扱う
ディスポーザブルの粘着材が因子でかぶれを引き起こす事があります。

 

皮膚と密着させるために用いられる粘着材。
私達の生活において最も馴染みのある絆創膏で使用されている
粘着剤の主成分としてアクリル系が多く、
その他ゴム系やシリコーン系があります。


透明性、耐候性、耐熱性に優れ、
低アレルギー性を
特徴としておりますが、万能ではありません。

粘着成分であるアクリルやエポキシといった化学物質が
皮膚に触れた際、
分子量の小さいアクリルモノマーは
皮膚浸透性が高い事での原因とされています。


これら低分子のモノマーは作業性を向上させるための
反応性希釈剤として使われることが多いです。


絆創膏については、粘着剤だけでなく
基材にも様々な素材が用いられます。

 

ウレタン不織布、ウレタンフィルム、スポンジシート、
伸縮性綿布、塩化ビニールに変わる基材として
昨今採用が増えているオレフィンフィルム等。

この様に様々な素材が扱われることで
フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社は
最適な加工方法にて品質はもちろん
生産性を向上させて生産を行っております。

湿潤環境を保持するディスポーザブル部材

絆創膏をはじめとした、ディスポーザブル製品には
過去の記事でも触れておりますが昨今では、
ドレッシング材、ゲル材が用いられているケースが多々あります。


ドレッシング材は乾燥タイプよりも
湿潤環境を保持するタイプの製品が多く
ゲルについても同様ですが、非常に柔軟で伸びやすい素材
であることが多く、
また厚みを薄いものから厚いものまで様々で
プレス加工においても
様々な技術を求められ、
未だに技術進化が求められる分野になります。



医療機器、ヘルスケア関連において
ディスポーザブル部材の加工はもちろん、
医療機器に使われる部材についても
フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社に
お気軽にご相談ください。

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