■加工だけでは、製品は完成しない
例えば、電子部品用の接着材料を開発したとします。
性能の良い材料が完成しても、
・どうやって接着するのか
・どんな条件で熱プレスするのか
・接着後の品質をどう確認するのか
・量産ではどう管理するのか
が決まっていなければ、お客様は採用できません。
つまり、材料だけでは価値は完成しないのです。
■お客様が求めているのは工程
最近のご相談では、加工してくださいではなく、
この材料を量産できる工程を一緒に作ってくださいという内容が増えています。
そのため、加工技術だけではなく、
1:工法設計
2:試作
3:評価方法の検討
4:品質保証
5:海外量産への展開 まで含めた支援が求められています。
■評価も技術の一つ
例えば、
● 接着状態は問題ないか。
● 気泡や剥離は発生していないか。
● 長期間使用しても性能は維持できるか。
こうした評価は、自社設備だけで完結するとは限りません。
必要に応じて評価機関や協力会社と連携しながら、お客様に最適な評価方法を提案することも、ものづくりの重要な仕事だと考えています。
評価は検査ではなく、量産品質を作り込むための技術です。
■OTISが目指していること
私たちは精密加工会社です。
しかし、それだけを目指しているわけではありません。
加工だけで終わる会社ではなく、
「どうすれば、この製品が世の中に出せるのか。」を一緒に考えるソリューションパートナーでありたいと思っています。
加工技術も、そのための一つの手段です。
これからも、お客様の「困った」を起点に、材料・加工・評価・量産までをつなぐ技術をご提案していきます。
ホームページ、お電話、皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
コラム監修:角本 康司 (オーティス株式会社)
語学留学や商社での企画開発を経て2011年にオーティス株式会社入社。経営企画部を中心に製造・技術部門も兼任し、2018年より代表取締役として事業成長と組織強化に努めている。
※本記事は教育・啓発を目的とした一般的な技術解説であり、特定企業・製品・技術を示すものではありません



