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自然災害の対策に役立つフィルム製品の加工

材料・加工技術

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ここ最近日本各地で地震や豪雨、火災といった災害のニュースをよく目にします。
自然災害はいつ起こるか分からないうえにどんなに準備をしていても防ぎきれない事もありますが、出来る限り起こりにくくしたり、その被害を最小限に抑えたりすることはとても重要です。

防災・災害時に役立つフィルム・テープ製品

防災・災害時に役立つフィルム・テープ製品にはどういったものがあるのでしょうか。

 

1.

防水フィルム: 防水フィルムは、雨水や洪水から建物や貴重な物品を保護するために使用されます。建築物や窓ガラスに貼ることで、水の侵入を防ぐことができます。また、防水フィルムは非常用の仮設シェルターやテントの防水対策にも利用されます。

 

2.

ガラス補強フィルム: ガラス補強フィルムは、地震や風などの自然災害から建物のガラスを保護するために使用されます。ガラス補強フィルムは、ガラスの割れや破損時に破片の飛散を抑え、人々をガラスの破片から守る役割を果たします。

 

3.

防護テープ: 防護テープは、災害発生時に建物や道路の危険箇所を視覚的に警告するために使用されます。例えば、破損した建物や危険なエリアへの立ち入りを防止するために使用されることがあります。また、電気やガスの供給ラインが損傷した場合には、それらの箇所を示すために防護テープが使用されます。

 

4.

遮光フィルム: 遮光フィルムは、災害時にはたくさんの光が不要である場合に使用されます。例えば、自然災害で窓が破損した場合には、遮光フィルムを貼ることで室内の光を遮断し、プライバシーや安全を確保することができます。       

 

 

このように万が一の際に頼りになる防災アイテムは安全性が第一優先。

卓越した加工技術を駆使して安定した品質管理を行い、安心安全な製品を供給できることが求められています。

防災フィルム製品の実績

フィルム・テープ加工のプロフェッショナルであるオーティス株式会社では、防災用のテープ・フィルム製品で数多くの実績を持っています。

 

例を挙げると、防水フィルムは空気を通すが水は通さない性質から防災用ラジオ等のスピーカーにも使われ、オーティスでは組み立て作業時に貼りやすくするタブと貼り合わせ、外形加工をし、リール上に整列させ、次工程の作業性を飛躍的に高めます。

ガラス補強フィルムは破損時に飛び散らないように高い粘性を持ったフィルムで刃物が通りにくく加工の難易度が高いですが、自社制作のプレス金型に粘着剤が付着しにくくなる形状やコーティングを施すことで加工性を高めています。

防護テープは技術的には高いものは求められませんが、大量に消費されるため高い生産量が求められます。

遮光フィルムは微小な穴あきを発見する高精度ラインセンサーを搭載した自社設計の検査機が僅かな不良も見逃しません。

 

年々増えていく自然災害から人々の生活を守る防災用品。その品質、信頼性を支えるお手伝いを我々オーティスの技術が担っています。材料の持つ特性を生かした防災に係るフィルム・テープ用品の開発はオーティスにお気軽にご相談ください。

 

 

 

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