新たな日本人宇宙飛行士の誕生
昨年、JAXAが13年ぶりに宇宙飛行士の募集を開始しました。
今回は学歴や専門分野の実務経験は不問、
身長制限も従来158cm以上としていた下限を149.5cm以上に緩和しました。
条件緩和に伴い、応募者総数は4,127名、前回の963名から大幅に増加しました。
書類選考ののち、一般教養試験からSTEM(科学、技術、工学、数学)分野の試験があり、
その時点で人数は50名まで絞られます。
第二次選抜試験では、体力・忍耐力・精神力・表現力・協調性を図る試験があり、
全ての能力に対しての力が求められます。
この時点で残っておられる方はすでにスーパーマンだと思います。
このスーパーマン達の中からさらに10名のみが第3次選抜試験に進むことができるのです。
宇宙飛行士は全人類のミッションを背負って宇宙へ行くので、
その中に日本人がいるというだけでも大変誇りに思うのです。
さて、今回なぜ宇宙飛行士の新たな応募があったかというと、
米国が提唱したアルテミス計画(有人月面着陸)を実行する為、だそうです。
アルテミス計画は、将来的に人類が地球以外の惑星で暮らすことを見据えた宇宙開発の一つで、
月面に拠点を建設し、人類が月面で持続的な活動を行うことを目指しているものです。
その先には、なんと火星での任務も予定しているそうです。
人類の火星移住計画に向けて、一歩一歩着実に進んでいますね。
漫画や映画のようなスペクタクルな世界を想像してしまいます。
手塚治虫の代表作 火の鳥(宇宙編)や
火星探査機探査機のドキュメンタリー映画 「おやすみオポチュニティ」 おススメです!
0.01㎜単位の精度が求められる世界
ロケットで使用される部品は約100万点とも言われています。
個々の要素を総合して、一つの機能する巨大システムを作り上げるには
相当な技術力が必要となります。
ロケットでは、本体の強度や正確・確実な動作が求められます。
100万点の部品を組み立てた時に、
これを達成するには各部品が設計通りの仕様となっている必要があるので、
各部品の精度が非常に重要になってくるのです。
パーツの大小は関係ありません。
全てにおいて0.01㎜単位の精度が求められるのです。
また、ロケットには非常に耐熱性の高い素材や断熱材料が求められます。
ロケット発射時の発射台の温度は3,000度、大気圏外から再突入する時の機体の温度は
1,000~10,000度になると言われています。
フィルム加工・テープ加工のオーティスでは耐熱性が高く、且つ熱膨張率が小さい事で
PI(ポリイミド)フィルムの加工も多く承っております。
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