オーティスの加工技術と新しい業界への挑戦
オーティスでは長年携帯電話、スマートフォンに代表する
情報通信の業界でモノづくりを行ってきました。
弊社の加工技術は
フィルムやテープ製品をプレスマシンで打ち抜き、
何層にも重ね合わせラミネートするものですが、
フィルムやテープに求められる機能は様々で
表面保護、防水、遮光、放熱、強度UPなど多種多様です。
例えばスマートフォンのディスプレイ部には
多くの種類のフィルムやテープが様々な用途で使われていて、
世界中のほとんどのスマートフォンにオーティスの部品が
1つは入っているのではないでしょうか。
わずか10年前は日本国内のメーカーがこぞってスマートフォンを作っていました。
しかし今では中国や韓国のメーカーが大きく台頭し、
国内ではソニー、シャープ等の限られたメーカーしか作らなくなってしまいました。
我々加工メーカーも中国をはじめとする資本力にものを言わせた海外の加工メーカーとの
熾烈な競争にさらされ毎年安定した売上を上げるのが非常に厳しい時代となりました。
そんな中、オーティスでは培ってきた既存の技術を活かして
新しい業界へのチャレンジを積極的に行っています。
・自動車業界
・メディカル/ライフサイエンス
・エネルギー/バッテリー
・建材等
今後も成長が見込める業界でオーティスの精密加工技術が
あらゆる製品の付加価値を高める手助けをしています。
自動車業界では世界的な環境問題からここ数年でEV、HVの販売が急激に伸び、
自動車そのものがIT化して従来は使われなかった新たな電子部品、
新素材が使われてくるようになりました。
医療業界では衛生面からディスポーザブルの医療器具が増え、
家庭でも自分で血液や尿の検査ができる検査キット等が充実してきました。
その他様々な業界で省エネ、環境への負荷を減らすことが求められ、
小型化・軽量化・薄型化を実現するためにフィルム・テープの精密な加工が役立っています。
自動車部品の製造に向けてはオーティスでは中国2工場でIATF16949認証を取得済みで、
日本工場でも取得に向けて動いています。
電池・エネルギーの分野では岡山県の産官学連携事業「次世代電池研究会」に参画し、
大学や他企業との情報交換、共同研究を行っています。
医療業界でも岡山県の医療機器開発促進事業に参画し、
県内の製造企業との連携、全国の医療機器メーカーとの開発、製造取引の拡大を進めています。
今まで不可能だと思われていた加工が、別の業界の技術の応用で実現できる事もあります。
発想の転換や柔軟なモノの見方で
あらゆる業界への提案と技術を発揮できることが我々オーティスの大きな強みです。
業界を問わずフィルム・テープ・金属箔等の薄物加工にお困りでしたら
是非オーティスにご相談ください。